相続した不動産を解体するタイミングはいつが良いか?
というご相談を過去に頂いた事が有ります。
時期によっては多くの固定資産税を納めないといけなくなりますので、ミニ知識として覚えておいて頂きたいと思います。
何らかのご事情で家屋を解体しなければならない時は、家屋が建っている場合には土地の固定資産税が軽減されていて、家屋の固定資産税があるものの土地の軽減によって税額が押さえられている不動産が殆どです。
言い換えれば、一般の住宅ですと【解体して更地にした方が固定資産税は高くなる】と覚えて頂いて良いでしょう。
実際に私の経験した例では、家屋があった時の年間の固定資産税は7万円だったのに対して解体した翌年の固定資産税は20万円になった。(正確には軽減がなくなり戻ったという表現になりますが)という事も有りました。
従って、解体する時期は毎年1月1日時点で家屋があるか無いかで固定資産税が違いますので、先の例ですと、年末に解体して更地にした場合は翌年の固定資産税は20万円。年始に解体して更地にした場合はその年の固定資産税は7万円。差額13万円も違ってきます。
参考にして下さい。